導電接着剤は、接着剤の中に導電性微粒子を分散させることで、接着と導通を同時に行う材料です。硬化後、接着剤の中で導電性微粒子同士が接触することで電気の通り道ができ、電子部品や基板の接合に使用されます。
当社の粉体めっき技術では、金属粒子や樹脂粉などにめっきを行い、Ag粉使用時と比較したAg使用量の削減、形状のカスタマイズ、コア粒子特性を生かした導電材料を作成することが可能となっております。
■ 導電接着剤の代表的な用途
代表的な導電接着剤の用途としてはんだの代替材料として、電子部品の低温実装に使用されます。
そのような場面で、導電接着剤を用いることで、部品の固定と電気的な接続を同時に行うことができます。
異方導電性ゴムシートとは、シリコーンゴムなどの弾性材料の中に、導電性を持つ金属粒子、金属線、金属繊維などを配置したシート状の接続材料です。
ゴムシートの中に入っている導電粒子は厚み方向の導電パスとして使用されます。横方向には、粒子同士が連続しないため絶縁を保ち、異方性を実現しています。
■ 異方導電性ゴムシートの代表的な用途
代表的な異方導電性ゴムシートの用途としましては、LCD(液晶ディスプレイ)と基盤の接続、基板間接続、半導体パッケージの検査、高周波デバイスの検査などに使用されます。
特に、上下方向には電気を通し、横方向には電気を通しにくいという特性により、細かく並んだ電極を一括で接続しながら、隣接する電極同士のショートを防ぐことができます。
また、ゴムの弾性を利用して電極に密着できるため、接着して固定する異方性導電フィルムとは異なり、繰り返し接触させる検査用途にも適しています。導電粒子には金属粒子そのもの、または表面にAuめっきやNiめっきを施した粒子が用いられる場合がございます。めっきは接触抵抗の安定化、導電性付与、耐食性向上などを目的に使用されます。
導電接着剤や異方導電性ゴムシートのような接続材料では、内部に使われる導電性微粒子や導電部の表面状態が、導電性や接続信頼性に大きく影響します。
粉体にAgめっき、Auめっき、Niめっきなどを施すことで、低抵抗化、接触抵抗の安定化、耐食性向上などの機能を付与できます。
当社の粉体めっき技術は、金属、樹脂、セラミックスなどの粉体に機能を付与し、電子材料の高性能化を支える技術です。