電子部品(コンデンサ/インダクタ/バリスタ/サーミスタ)を
バレルめっき後、めっき伸びが発生してしまい困っておりませんか。
めっき伸び(めっき成長・めっき流れとも言う)とは、外部電極部のみ
めっき形成するはずが、素体方向にもめっきが広がる事をいいます。
めっき伸びが発生すると、外観不良や特性の劣化、実装時に短絡する
リスクがあります。
電子部品の素材材料には、
アルミナ・チタン酸バリウム・フェライト・メタルアロイなどが
ありますが、例えばフェライト材は他の材料に比べ体積固有抵抗が
低い為、素材表面に微電流が流れめっき伸びが発生するケースが
あります。
また、コーティング(絶縁保護膜)されている部品はめっき伸びは
発生しにくいですが、めっき加工中のケミカル的・物理的な
ダメージによってコーティングが剥がれてめっき伸びが発生する事もあります。
では、どのように改善することができるのか。
私たちは、お客様の製品仕様に合わせて
「めっき液」×「バレル内撹拌条件」×「めっき析出条件」
を最適設計することで、素体に微電流が流れる事を抑制し、
めっき伸びの抑制を図っております。
過去事例としてめっき伸び寸法を1/5以下まで抑制した実績も御座います。
また、絶縁保護膜無しでもめっき伸びを抑制した実績も御座います。
めっき伸びでお困りでしたらぜひ当社までご相談ください。