めっき技術 TECHNOLOGY

量産実績有り

微小部品への電解金めっき

Electrolytic gold plating on the ultra fine electronic devices

微小部品への電解金めっき

高耐食性、高信頼性が必要とされる微小部品に適用される金めっき技術です。

主な機能
接合性 耐食性

主な基材

製品素材︓アルミナ、フェライト、セラミック、LTCC
製品サイズ︓0201〜0603サイズ( 微⼩チップ)
      1005〜6432 サイズ

対応実績

量産実績

電解ニッケル/金 半田接合、ワイヤーボンディング接合、導電性接着接合

試作実績

電解ニッケル/パラジウム/金 半田接合、ワイヤーボンディング接合、導電性接着接合

上記以外の仕様についてもお気軽にご相談ください

技術の特徴

高耐食・耐熱性・耐久性に適した金めっき

めっき仕様によって、高い耐食性、耐熱性、耐久性を得られることができ、過酷な環境下(高温多湿、宇宙空間)でも使用可能となります。
めっき皮膜の組み合わせは自由で、Auの拡散防止としてPdを下地めっきしたり、下地めっきとしてAuめっきしたり、同じ皮膜を2回めっきすることもできます(膜厚の狙いも分けられます)ので、半田溶融、ボンディング、接着剤などの使用用途に合わせて選択いただけます。
膜厚も広い範囲で対応可能です。

めっき仕様例
 

金結晶コントロール

めっき条件にて結晶状態を変化させることが可能です。
金めっき皮膜を柔らかくして、表面状態をフラットにすることで高いワイヤーボンディング性が得られたり、結晶の凹凸状態を粗くさせることで、導電接着剤に対しての密着力向上につながります。
純度の高い皮膜(99.9wt%)で硬いAu皮膜をめっきすることも可能です(コネクターやプローブなどに使用できます)。
 

金めっき皮膜外観
 

微小サイズ製品・薄膜品など、様々な形状の製品に対応

サイズ

電子部品に限らず、小さいものは0201(0.2×0.1mm)サイズから対応可能です。
また、製品の厚みに関しては0.1mmの割れやすい極薄製品に対してもめっき対応が可能です。

タイトル

材質・形状

 抵抗チップ、積層コンデンサ、サーミスタ、バリスタなどの電子部品に対し、フェライト、積層セラミック、LTCCなどの母材材料に対しても母材の化学的、物理的ダメージを抑えてめっき加工可能です。
割れ、折れ、曲がりやすいものに対してもめっき前状態を維持してめっき対応可能です。
SUS材や銅板などの部品に対しても対応可能です。

 

膜厚バラツキ抑制/金属使用量を最小限化(低コスト化)

高い工程能力をもった工法・技術にてめっき加工を行うことで、めっき膜厚バラツキを抑制し、狙い膜厚(平均膜厚)を薄く設定することが可能です。その結果、消費される金量を抑えることができ、コスト削減につながります。

めっき膜厚分布比較

Q&A

  • 膜厚はどれくらいつけられますか?

    1µm以上の厚付けが可能です。

  • チップ部品以外の製品は対応していますか?

    対応可能な場合がございます。まずはご相談ください。