医療分野では、耐食性、耐久性、生体適合性のあるステンレス(医療用ステンレス)を使用した医療機器が多数あります。手術器具、ピンセット、はさみ、針など、その用途は様々で、そこにめっきを行うことで次のような効果を得ることができます。
・耐腐食性の向上
・生体適合性の向上
・摩耗、摩擦特性の改善
・抗菌性の付与
・電気伝導性の付与
・撥水性、防汚性の付与
ステンレスは非常に安定した酸化被膜(不働態膜)を持つため、一般的なめっきプロセスでは密着性が悪く、めっきが綺麗に付きません。そのため、前処理に工夫が必要です。
ここで、医療用ステンレスに適用されている工程とその役割について紹介します。
各工程のイメージは下記の通りです。
ニッケルストライクめっきとは、強酸性の電解液中で、電解処理によりステンレス表面から発生する水素ガスにより酸化皮膜を破壊しながら、数十~数百ナノメートルの非常に薄いニッケル層を形成させます。
その後に行う、各種めっきを密着良く析出させるポイントとなる工程です。
適切な前処理を行うことにより、ステンレスへ様々な機能を付与することが可能です、
各種めっきによる効果と、医療機器での実績をご紹介します。
Point!
当社は、医療機器製造業登録(登録番号18BZ200064)を取得しており、医療機器クラス分類2に該当する医療機器へのめっき処理について、25年以上の実績がございます。今回ご紹介のステンレス素材以外にも、チタンやチタン合金などの難素材材料でも、医療向けめっき加工の実績がございます。
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