分析技術 TECHNOLOGY

キャピラリー電気泳動分析装置

設備名キャピラリー電気泳動分析装置
仕様
  • [泳動電源] 0~±30kV、0~30µA、0~6W 定電流、定電圧、定電力  で動作
  • [試料導入方法] 自動補正付き加圧注入
  • [測定波長範囲] 190~600nm
  • [測定精度] 1nm
  • [検出器] リアルタイムUV-Visダイオードアレイ検出器
使用用途液体試料中の成分の分離と定量分析
キャピラリー電気泳動分析装置

キャピラリー内にバッファーを満たし、一方からサンプルを注入し(通常+側)、両端から電場をかけると、サンプルの各成分がその電荷に応じて移動します(電気泳動)。シリカ製のキャピラリーを用いた電気泳動では、サンプルの荷電に応じて移動する速度より、電気浸透流の移動速度が大きいため、サンプルの正/負の荷電に関係なく-側に移動します。
つまり、正荷電成分は一番速く移動し、次に非荷電成分が電気浸透流速度で移動、最後に負の荷電成分が-極側に移動します。そこで、検出器による吸光度測定により検出されます。
めっき液の成分や添加剤、溶液中の陽イオンや陰イオン、有機酸の分析に使用しています。