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清川敏部長の昔話
ISO-14001,9001認証取得 ISOへの挑戦 清川 卓二
ISO- 9001の取り組みのきっかけ
スピード
取り組みのおもしろさ
合宿
I SO- 9001認証の認証取得
I SO- 14001挑戦の目的
取り組みの考え方
中小企業の時代
認定機関の決定
環境意識の高まり
タイミング
苦労は半分
マニュアルが本に
未来に向けて
参考 「I SO- 9000シリーズ」の概要
会長語録  清川 忠
その他

当社は、社長の方針により、ISO-9001とISO-14001を業界でトップにて取得した。何事でも、最初というのは、価値がありその分苦労も相当なものである。しかし、社長の意欲とせっかちな性格により、多くの成果があり、この挑戦意欲とスピードは、会社の財産である。
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 ISO-14001,9001認証取得 ISOへの挑戦 清川 卓二 /
                         ISO- 9001の取り組みのきっかけ

 当社は、これまでの社長の成功と失敗の中で、一つの大きな確固たる考えがあった。
 それは、

 「よい技術さえあれば、営業をしなくてもお客さんは来てもらえる」

である。これにより、82年にキヨカワ化学研究所(現 キヨカワ化学技術研究所)を設立し、技術開発に力を注いできた。バブル全盛期に於いては、どこの会社も、既存の製品は受注が増える一方であった。当社も同様であったが、いずれバブルははじける、景気の良い内に新技術の研究開発に更に力を入れ、バブルがはじけた時に備える必要があると感じていた。裏を返せば、技術力の無い会社は、存続できない。

 しかし、バブルの陰りが見え始めた93年頃、いくら高い技術があっても、大手企業との取引をする場合、名もない福井の中小企業のめっき屋さんでは、仕事はこないのが現実である。やはり知名度が必要である。

 そんな中、絶好のタイミングにISO- 9001が国際的に脚光を浴び初めているとの話を聞いた。その当時は、国内でも大手企業がわずかに取得をしている程度で、中小企業への展開は、非常に困難な状況というイメージがあった。
 しかし、社長の強い意志により、私が品質保証責任者としてプロジェクトを推進することとなった。社長の強い意志の中には、以下の目論見があった。

・ISO-9001を福井一番、業界一番にて取得することにより会社の知名度をあげる
・非常に困難な挑戦をすることにより、体質を強化する
・管理力の強化を行えば、経営効果が増す

その他

・知名度と管理力を上げ、技術力を生かす

 そのため、社長は、兄を技術部門の責任者とし、私を品質管理部門の責任者とし、二人の力の融合により、更なる会社の発展を築く道筋をたてていた。



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