めっき技術 TECHNOLOGY
量産実績有り
Plating on the magnets
1991年に、世界で初めてNd系磁⽯のめっき量産化に成功しました。
量産化から30年、現在では、Nd系磁⽯表⾯を殆ど荒らすことなく、密着性の良い、ニッケルめっきを⾏うことが出来ます。内径のある素材や形状に凹凸がある複雑な素材でも均⼀にめっきを付ける事が可能です。
Nd系磁⽯(ネオジム磁石)、Sm系磁⽯(サマコバ磁石) など
※⾦属以外の材料が混合した成形品についてもご相談下さい。
| 無電解銅/ニッケル | 耐食性、耐熱性、抗折強度向上、組み立て性(寸法精度)、低応力・低磁性 |
|---|---|
| 電解ニッケル | 耐食性、耐熱性、抗折強度向上、外観光沢 |
| 電解銅/ニッケル | 耐食性、耐熱性、抗折強度向上、低応力 |
※上記以外の仕様についてもお気軽にご相談ください
当社では独自に開発したCu+Niの2層めっき(電解CuNiめっき/無電解CuNiめっき)を採用しています。2層めっきでは、腐食電位の原理を利用して腐食速度を抑制する事で磁石の錆を抑えます。(図1)また、Cuの特性である皮膜の柔軟性を利用し、製品への内部応力を和らげ耐久性を向上させます。(図2)
寸法精度が必要な部品には、無電解Niめっきが最適です。電流分布の影響を受けず、各部均一な膜厚形成を実現します。耐食性にも優れ、磁石の長寿命化に貢献します。
【めっき被覆の均一性】
電流を使わず、化学反応で析出するため、製品の形状に依存せず均一な膜厚が得られます。(図3)
±1μm以内の寸法精度を実現します。
【優れた耐食性】
無電解Niめっきはピンホールやクラックが少なく、緻密な皮膜が得られます。また、無電解NiめっきはNi–P合金(リン含有
率~10wt%程度)です。リンを含むことで皮膜が非晶質構造(アモルファス構造) となる為、結晶質構造よりも耐食性に優
れています。
磁石への電解めっきにおいては、密着性と防錆の両立が重要です。
当社では独自の前処理技術と電解条件制御により、“高密着と高耐食を実現するNi単一めっき及び各種性能を向上させるCu/Ni2層めっき”を提供します。
【特徴1】 高耐食性の半光沢Niめっき
独自の結晶粒径コントロールにより高い耐食性を有します。この他、良好な耐熱性、膜強度、光沢性も兼ね備えます。
※PCT試験(条件:飽和型100%×2atm×120℃×48h)で錆、膨れ、剥れ発生無しの実績
【特徴2】 高密着のめっき膜形成
電解Niめっきでは独自の前処理技術により減耗を最小限に抑えつつ、素材への浸透性が良い皮膜構造を形成しています。
※密着強度7.6N/㎟以上の実績
電解CuNiめっきも独自の前処理プロセスでエッチング量を最小限に抑えながら高密着のめっき形成を実現します。(図4)
磁石は脆いため、一度に多くの製品を投入して生産しようとすると接触ストレスが加わりカケワレが多発します。当社が独自に設計した低ストレスめっき工法により「大量生産+カケワレ、打痕低減」の両立を実現します。(従来比55%低減の実績有り)
※車載グレードでの量産採用実績もあり信頼性の高い工程設計を実現しています。
従来のマイクロメーターでは測定が難しい極小サイズ(特に1mm以下)の製品には画像装置による寸法測定が対応可能です。一度に複数の同時測定が可能です。非接触測定なので、製品を傷つけません。
どのような磁石へ対応が可能ですか。
Nd系希土類磁石、Sm系希土類磁石等へのめっきが対応可能です。また、金属以外の成分が混ざった磁石も素材成分に応じて工法を検討させて頂きます。
耐食性を上げる為に厚付けめっきは可能ですか?
可能です。30μm以上の厚付け実績が御座います。ご希望に合わせて対応させて頂きます。ただし、蛍光X線のような非接触測定はできません。代わりにめっき前後での差分により膜厚を測定する事は可能です。
無電解Niめっきの選択条件は何ですか?
組立部品のような厳しい寸法精度を要求される場合、または穴形状のような内側にめっきが入りにくいもの、複雑な形状のものは膜厚差異の生じにくい無電解めっきをお勧めします。