めっき技術 TECHNOLOGY

接合性 耐食性 高熱伝導 高硬度・硬質 ニッケルめっき(Ni) 主要技術 ニッケルボロン(Ni-B)めっき Electroless nickel-boron plating

無電解Ni皮膜にホウ素(B)を含有させて膜質により、クロム皮膜並みの硬度が得られます。また無電解特有の均⼀な厚みを要し、耐⾷性が向上する事で、耐摩耗性を要求される精密部品に10年以上採⽤されています。

対応基材

対応基材︓アルミ材、鉄鋼材、銅系材
対応サイズ︓
ニッケルボロンーL300mm×W200mm×H450mm
ニッケルリンーL500mm×W200mm×H450mm

対応可能な仕様と機能・特性

量産実績有り
無電解ニッケルボロン(Ni-B) 強磁性、耐摩耗性、硬度800Hv(参考値)
無電解ニッケルリン(中リン) 強磁性、耐摩耗性、硬度500Hv(参考値) ※低リン、高リンについてはビーカーワークでの対応可

上記以外の仕様についてもお気軽にご相談ください

技術の特徴

高硬度+均一な膜厚分布

クロム皮膜並みの硬度800Hv以上が得られます。
また、クロムめっきと比べ、ニッケルボロンめっきは膜厚バラツキが小さいのが大きな利点です。ニッケルボロンめっきは、無電解めっきであるため、複雑形状でも膜厚差が小さく、付き回りの良い皮膜です。

ニッケルボロンめっき(Ni-B)
クロムめっき(Cr)

めっきの膜厚が全体に均一

先端のめっき膜厚が極端に厚い


良好な半田付け性

はんだ付け性が良好な皮膜です。
また、一般的な無電解ニッケル(Ni-P)皮膜よりも、高硬度です。
当社は、無電解ニッケルボロンの処理ラインを有している数少ないめっき会社の1つです。200㎜サイズの製品も処理可能です。
なお、無電解ニッケルリンめっきについては、L500㎜サイズの長物も対応しております。

 

用途や導入例

  • ジェットエンジン部品に用いられます
  • ガラス成形⾦型に用いられます
  • ⾃動⾞クラ ッチ部品に用いられます

Q&A

  • ニッケルボロン皮膜に含まれるボロン(B)の含有率はどの位ですか

    Bの含有率としては約1wt%前後となり、ほぼニッケル成分です。

  • ニッケルボロン皮膜を更に上げる方法はありますか

    めっき後で800Hv前後ありますが、熱処理を加える事で1000Hv近くまで上昇します

  • ニッケルボロン皮膜はクロム皮膜と同等の硬さですが、硬さ以外にどの様な違いがありますか

    コスト面ではクロムめっきや無電解ニッケルリンめっきよりは割高になります。
    しかし、複雑形状(筒の内部や先端鋭利な部分)に均一な膜が形成できたり、半田付けができたりと、ニッケルボロン皮膜ならではの特徴があります。必要な特性に合わせためっき仕様が重要ですので、めっき仕様に迷われたら、当社にお問い合わせください。

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