2 めっきをもっと学びたい方へ

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目次

3めっきで困っている方へ めっき皮膜の評価方法ー密着性

めっき皮膜の密着性を評価する方法は、様々ありますが、いくつかをご紹介します。

テープ試験

その名の通り、テープを使用した試験方法です。
 

ざっくりとした手順としては、
①粘着テープを貼り付けない部分を 30∼50mm 残して、めっき面にテープをしっかり貼り付ける。
②貼り付けていないテープ部分を持ち、テープをめっき面に垂直になるように一気にかつ強く引きはがす。
③引きはがしたテープを確認し、めっきの付着があれば,密着不良と判定
です。

簡単にできますが、JIS H 8504に規定された正式な試験です。当社でもよく使っています。ちなみに、JIS H 8504に規定されている試験用テープは,JIS Z 1522 に規定された粘着テープ(粘着力は,幅 25mm 当たり,約 8N のもの)で,呼び幅 12∼19mm のものです。

より過酷な試験をする場合は、めっき面に素地まで達するように格子状の切れ込みを入れて、テープ試験を行います。
複数水準の処理条件を評価する際、剥がれたマス目の数や剥がれ方で優劣をつけることもできます。

 

曲げ試験

当社では小さい部品が多いので、行ってはいませんが、曲げ試験という試験方法もあります。

手順は、
①試料を図に示すように,曲げ半径 4∼10mm の当て金を使用してしっかりと挟み固定し,90°曲げる。
②元に戻す。
③試料を反対側に曲げる。
④元に戻す。この操作を,定められただけ繰り返し行う
⑤試験箇所を目視によって観察し,めっきのはく離又は膨れが明らかなときは,密着不良とする。
です。

 

①90°に曲げる
②元に戻す
③反対方向に90°に曲げる

他にも、押し出し試験ややすり試験法など、色々な試験方法があります。

今回記載した手順は、一般的な内容です。
実際には、この手順をそのまま行うだけでは、適切な評価にならないこともあります。
適切な評価には適切な試験条件の設定が必要です。
めっきの種類、製品形状、必要とされる密着状態によって、試験方法だけでなく、試験条件も異なります。
当社では、お客様の製品に応じて、評価方法をカスタマイズして評価を行っています。